皆さん、いざという時のため、老後のために貯蓄をしているのでしょうか?
気になっても実際には聞きづらいものですよね。聞いたところで本当の貯蓄額を教えてくれる人も少ないことでしょう。
そこで、金融広報中央委員会が行った「家計の金融行動に関する世論調査(平成24年調査結果)」より、単身世帯(全国2,500世帯)と二人以上世帯(全国8,000世帯)の貯蓄額をみていくことにしましょう。
まず、金融資産残高が前年と比べて増減した世帯は、それぞれ3~4割!「増えた」とする回答は20歳代が最も多く、逆に「減った」のは50~70歳代という結果が出ました。
この「増えた」場合の主な理由は、「定期的収入の増加による貯蓄額のアップ」で、「減った」場合の理由は、当然ながら「収入の減少による金融資産の取り崩し」となっています。他に、「子供の教育資金」や「結婚費用」、「旅行やレジャー費用」、「車・家具・家電などの購入」さらには、「証券株価の低下による影響」などが挙げられています。
このように、年代によって収入の増減や避けられない支出というものがあります。
では、発表します!
まず単身者の場合ですが、平均年齢40歳、フルタイム勤務が約6割、年間手取り収入の平均が275万円(中央値は250万円)で、金融資産保有額の平均は1,000万円だそうです。
ちょっとビックリしませんか?
しかし、金融資産0円の世帯もあるので、8割弱の世帯が平均値よりも少ないことになります。そこで、保有者世帯の中央値を見てみると、金融資産は100万円となります。この結果どう見ますか?
では、二人以上の世帯ではどうでしょうか?
世帯主の平均年齢56歳、平均人数3.3人、配偶者のいる世帯が約9割で共に就業している割合が5割弱、そして金融資産保有額の平均は1,108万円!しかし中央値は450万円となっています。マイホーム資金で借入をしている世帯が多いことや、老後の安定した生活を考えると不安に思うと回答した世帯が実に8割強もあることが分かりました。
健康であれば何でもできますが、若い頃から、いざという時や老後のための貯蓄を積み重ねていく事が必要なのです。
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