カードローン利用中に限らず、過去にカードローンを利用していた方にとっても、住宅ローンが組めるのかどうか不安になるという声をよく聞きます。例えば、繰り返しカードローンを利用しているような場合は、返済が難しい状況と判断され審査が厳しくなるようです。また、過去5年以内に遅延などがあれば審査に影響すると思われます。
また、いつでも借入れ可能状態と見なされるため、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠も残高としてカウントされる場合があります。不要なカードを解約するか、キャッシング枠を0円に設定するなど事前準備をしておくことをオススメいたします。しかし、実際のところ、どこまでが影響しているのかは申し込む金融機関の基準により判断されるので出してみないと分からないのが実情です。
では、住宅ローンの審査とはどのようなものなのでしょうか?
まず、審査項目ですが、年齢、現住居の状況、健康状態、勤務先、年収、雇用形態、勤続年数、返済負担率、担保の評価額、個人信用情報、金融機関の利用状況など、多岐にわたります。審査基準は金融機関によって異なりますが、審査項目を総合的に見て判断されます。一般的な目安としては、年収300万円、勤続年数3年以上で正社員であればOK。
さらに、担保として価値のある不動産を所有していると審査に有利になるはずです。
借入できる金額は「返済負担率」で決まります。これは、収入の何%をローンに充てることができるのかを示す割合で、年収によって25~35%以内としている金融機関が多く、「年間返済額÷年収」で計算されます。余裕を持った返済ができるかどうか、「返済負担率」でしっかりチェックされます。とても重要な審査項目のひとつです。
現在、カードローンをしている場合は、可能であれば完済しておいた方が良いでしょう。また、借入を考えている金融機関の利用状況も大切!給与振込や公共料金の引落しなど、メインバンクとして毎月の利用があれば、ある程度の資産状況も分かり信頼関係ができているため、住宅ローンの審査にも有利になるでしょう。