貸金業法の改正により、利息の上限が制限されました。利息の負担が軽減したのは嬉しい限りですよね!では、実際に利息がどのように計算されているのか、ご存知でしょうか?
今回は、幾つか分かりやすく計算式に当てはめて解説していきます。
例えば、
▼50万円を借りて1ヶ月後に返済する場合で見ていきましょう。
10万円以上、100万円以下の場合の金利は、年18%と定められていますので・・・
《 500,000円×0.18×30÷365=7,397円 》
この場合、365日分の利息を30日分にするため、このような計算式になります。
元金50万円と合わせて507,397円の返済になります。
では、
▼毎月5万円ずつを10ヶ月かけて返済する場合はどうなるのでしょうか?
まず、計算式によって割り出された利息分が7,397円になりますので、それと5万円を合わせると57,397円になります。これが初回の返済額になるという訳です。
元金は50万円から45万円に減りましたね。これをまた計算式に当てはめます。
《 450,000円×0.18×30÷365=6,657円 》
つまり、2回目の返済額は56,657円となる訳です。
さらに計算式に当てはめていくと・・・
《 400,000円×0.18×30÷365=5,918円 》
《 350,000円×0.18×30÷365=5,178円 》
《 300,000円×0.18×30÷365=4,438円 》
・・・というように、元金が減ればそれに対する利息分が徐々に少なくなり、毎月の返済額も減っていくのが分かりますね。
では、1ヶ月で返済した場合、利息は【7,397円】でしたが、10ヶ月の分割にした場合では、一体いくら利息を払うことになると思いますか?
答えは、【40,684円】です。
1ヶ月で返済すれば、1万円にも満たない利息が、10ヶ月に延ばしたことで4万円を超えてしまうのです。このことから、利息の負担を軽減する為には、早めの返済がなにより大切といえます。