「ソフトヤミ金」別名「親切ヤミ金」「優しいヤミ金」とも言うそうです。ご存知でしょうか?!
貸金業法改正に伴い、脅しや嫌がらせ電話なども厳しく罰せられるようになったため、一昔前のドラマに出てくるようなハードなヤミ金は姿を消しつつあります。
しかし、総量規制によって、突然何処からもお金を借りることができなくなった多重債務者が新たな借入先としてヤミ金を利用するしかない状況が生まれてしまったのも事実です。国民を守るはずの規制なのですが、無職や低所得の人たちにとっては、小口融資さえままならなくなったのですから、ヤミ金が消えることは無いのかもしれません。
しかも、この「ソフトヤミ金」は、以前のような怖い取立てをしないのです。では、どのようにして回収していると思いますか?
実は、人間の心理を匠に操り、人間関係を最大の武器として上手に取立てを行なっているのです。ソフトヤミ金を利用する人の多くが、口コミによって近しい関係の人からの紹介で利用しています。つまり、何処からも相手にされず困っているところに、友人や知り合いなどの紹介で親身に話を聞いてくれ融資をしてくれる優しい業者が現れるという訳です。そのため、顧客の方から歩み寄り、ソフトヤミ金を心のよりどころとしている人や、業者に嫌われたくない一心から、どこまでも従順で言いなりとなる人までいるとのこと!
やがて、ソフトヤミ金業者に協力的になっていき、横の繋がりのある友人の支払いが滞った時などは自ら回収側に回ることも!
このように、ソフトヤミ金に依存してしまう人が急増しているそうなのでご注意ください。
また、総量規制によって、夫(妻)に内緒で借りることができない専業主婦(主夫)の利用が多いといいます。返済が滞おると配偶者に連絡が入ってしまうため、コツコツ返済する傾向が強く、貸し倒れのリスクが少ないことから、専業主婦をターゲットにしているソフトヤミ金まで存在します。
誰にも相談できず窮地に追い込まれている孤独な人ほどソフトヤミ金に依存してしまう傾向があります。口コミでの安心感や親近感も危険です。親切の裏にあるものを冷静に考えましょう。